会社情報

代表からのご挨拶

はじめに

 KADOKAWAとドワンゴは2014年10月の経営統合時点より、ネットとリアルの融合をテーマとし、両社の経営資源を持ち寄って既存事業の強化と新規事業の創出を目指してきました。
 KADOKAWAでは、従来のアナログ中心の事業から電子書籍などのデジタル関連事業、海外版権ビジネス、知的財産(IP) を活用したEコマース(EC)事業などへのシフトを加速した結果、電子書籍が大きく成長、紙書籍が好調に推移し、映像・ゲーム事業でも大きなヒット作に恵まれました。
 ドワンゴでは、niconicoの基盤システムを一新して投稿可能な動画ファイルサイズを拡大、動画再生までの待ち時間の短縮や、ニコニコ生放送の画質、速度の改善を実現しました。2017年10月に、現在のニコニコ動画:GINZAから4年ぶりとなる新バージョンniconico(く)(読み:クレッシェンド)を投入すべく、開発を進めています。

新中期ビジョン

 2017年5月に、ネット時代のメディアミックスの進化を実現すべく、IPの創出、IP利用の多重化、メディアの多重化の3つを事業運営における柱とした、新たな中期ビジョンを取りまとめました。
 インターネット利用が一般的になり、コンテンツはニコニコ動画や「カクヨム」など、ユーザー自身が作品を直接投稿して自由に参加するメディアから生まれ、ユーザーによって洗練されるようになりました。カドカワは、リアルから生まれるもの、ネットから生まれるもののいずれにおいてもIPの創出過程に幅広く関わる触媒となり、時代に合ったIPの誕生を支援します。
 IP利用の多重化とは、原作となる一つのIPが、カドカワに蓄積されたメディアミックスのノウハウにより、書籍、映画、アニメ、ゲーム、グッズなど様々に形を変え、価値を増すことを意味します。形を変えることで、映画ファン、ゲームファンといった異なる顧客層へのアプローチが可能となり、IPの認知度はユーザーによる多重化を経ながら高まります。IPの楽しみ方が、既にイベントなどリアルの体験にも広がり、コンテンツにゆかりの場所を訪ねるツーリズムへも発展していることには、国境のないネットの発信力や拡散力が関わっています。カドカワは、リアルとネット、いずれの場でもユーザーニーズに応えうるIPの形を実現します。
 かつては、ユーザーとIPの接点は、書店や映画館といったリアルの流通の場にありましが、現在では、紙の書籍は電子書籍にも形を変え、映画館やビデオレンタルで楽しんでいた映像作品はスマートフォンやPCへの配信に広がり、グッズの購入先は専門店やコミックマーケットからECへと、各種ネットメディアへ広がっています。カドカワは、このようなメディアの多重化により、コンテンツの熱烈なファンであるコアユーザーに対して様々な購入機会を提供することで、収益を拡大することを狙いとしています。

おわりに

 今後もIPとITの融合企業として世の中に認知いただくため、コンテンツのクリエイター、エンジニア、人工知能の研究者など、社内のあらゆる人的資源が協働し、最先端のエンジニアリング研究、技術開発により世界に類のないサービスを発信してまいります。

カドカワ株式会社へのご支援を、よろしくお願い申し上げます。

カドカワ株式会社 代表取締役社長 川上 量生

KADOKAWA dwango 株式会社Gzブレイン