会社情報

代表からのご挨拶

はじめに

 カドカワ株式会社は「IPの創出」「IP利用の多重化」「メディアの多重化」を中期ビジョンとして掲げ、出版物に限らずあらゆるものを起点としたメディアミックスの可能性を追求しています。アニメとゲームを軸としたIPとITの融合企業として世の中に認知いただくため、コンテンツのクリエイター、エンジニア、人工知能の研究者など、社内のあらゆる人的資源が協働し、最先端のエンジニアリング研究、技術開発により世界に類のないサービスを発信してまいります。

成長戦略

 Webサービス事業は、サービスインフラや基幹システムの抜本的な改修を終え、ビジネスモデルの大きな転換点を迎えます。これまでのniconicoは、プレミアム会員からの定額収入が収益の中心でした。動画配信サービスとして広告収入に依存しない特色は変わりませんが、今後サービスイン予定のniconico新バージョン(く)(読み方:クレッシェンド)やスマートフォン向けの新機能では、オリジナルゲームでの課金や、コンテンツ配信者に対するいわゆる投げ銭からの収益等、都度課金要素の強化を進め、これまで以上にデジタルネイティブ世代の皆さまに楽しんでいただけるサービスを提供してまいります。

 出版事業では、業界インフラとも期待される書籍の適時適量生産と適時配送を実現する製造・物流拠点の準備を着々と進めています。2020年の竣工を前に、一部の製造設備が商用稼働を開始しました。合理的な製造と流通から生まれる価値を業界に先駆けてお届けし、収益性を強化していきます。市場の拡大が続く電子書籍については、当社の電子書籍ストアBOOK☆WALKERを運営する㈱ブックウォーカーへ㈱ドワンゴが運営していた「ニコニコ漫画」「ニコニコ書籍」「読書メーター」の機能を集約したことや、「ComicWalker」「カクヨム」「KADOKAWAオフィシャルサイト」とBOOK☆WALKERの連携による相互送客の強化により、さらなる成長が可能と考えています。

 映像・ゲーム事業では、製作委員会よりも関係者を絞り込むことで機動的なコンテンツ戦略と広範な権利確保を可能にする有限責任組合への参加や、ハイブリッドデジタルアニメーション制作スタジオの設立、中国市場の成長を享受するための原作・原案開発会社の設立等、将来の成長のための布石を置いています。各事業セグメントの共通財産であるユーザー由来のコンテンツ(UGC)ビジネスの強化を目的として、アニメに圧倒的な強みのある㈱カラーと設立した合弁会社㈱バカーにも期待しています。

おわりに

 これらの事業のほか、教育、物販、インバウンド関連等、当社グループのコンテンツの総合力を活かして海外からの収益獲得を目指した事業にも注力し、中長期的な企業価値の拡大を目指します。
 カドカワ株式会社へのご支援を、よろしくお願い申し上げます。

カドカワ株式会社 代表取締役社長 川上 量生

KADOKAWA dwango 株式会社Gzブレイン