会社情報

代表からのご挨拶

はじめに

 当社は、出版から総合メディア企業を目指すKADOKAWAと、ネットとリアルの融合を目指すIT企業のドワンゴとの経営統合によって、2014年10月に誕生いたしました。

 統合から現在に至るまで、KADOKAWAとドワンゴ両社において、さまざまな課題に取り組んでまいりました。
 KADOKAWAでは、従来のアナログ中心の事業から電子書籍などのデジタル関連事業、海外版権ビジネス、知的財産(IP) を活用したEC事業などへのシフトを加速し、思い切った構造改革を実行しました。結果、電子書籍が大きく成長、紙書籍の事業も復調し、利益水準が着実に回復してまいりました。
 ドワンゴでは、ゲーム雑誌市場で独占的シェアを持つKADOKAWAとの統合を受けて開催した闘会議の成果として、日本のゲーム実況におけるniconico の主導権は揺るぎないものとなりました。今後もniconicoを中心にeスポーツやゲーム実況が大きく盛り上がり、ユーザー層が拡大することを期待しています。

さらなる成長にむけて

 今後さらなる成長を遂げるために、今期は、注力事業を定め新規事業の創出を行い、既存事業も成長市場へシフトさせてまいります。

 Webサービス事業においては、niconicoに続くサービスとして、スマホ向け新サービスの開始を予定しています。
 また、niconicoを大規模にリニューアルし、高画質化や回線サーバーの大幅増強を行うことで、サービスの向上、現在の優位性を今後も持続できるよう、機能強化を図ってまいります。

 出版事業においては、Web小説の強化に取り組み、「新文芸」というジャンルを創設して新レーベル創刊や店頭の売り場作りに取り組んでいます。作品の生産力を高め、ネット上のクリエーターを囲い込むために本年2月にオープンした投稿小説サイト「カクヨム」のユーザー登録数は、順調に増加しております。
 また、昨年12月にコミックウォーカーをリニューアルし、KADOKAWAコミック最新作が無料で楽しめるだけでなく、関連情報や販売機能など、プロモーションサイトとしての強化を行ないました。
今期も引き続き、ネット上での作品創出やプロモーションを推し進めます。

 映像・ゲーム事業においては、アニメのマネタイズを海外で拡大していくため、海外企業との提携や、市場が急成長している版権ビジネスを拡大してまいります。
そして、出版・映像のIPを新しく構築した海外拠点で展開していくだけではなく、訪日観光客需要を取り込んだインバウンドビジネスにつなげてまいります。

 最後に、その他事業の中の教育事業 においては、本年4月に通信制のN高等学校を開校しました。今後、次世代の双方向生放送システムを活用した授業アプリの提供などにも注力してまいります。

おわりに

 今後もカドカワをコンテンツとITの融合企業として世の中に認知いただくため、ハードウェアのエンジニアと人工知能の研究者が協働し、最先端のエンジニアリング研究、技術開発により世界に類のないサービスを発信してまいります。

カドカワ株式会社へのご支援を、よろしくお願い申し上げます。

カドカワ株式会社 代表取締役社長 川上 量生

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